確定申告シーズン到来! 仮想通貨向け申告サービスはどれがいい?
仮想通貨申告用サービスが続々公開
年が明けると確定申告のシーズンまであっという間です。というわけで2017年の間にあげた利益を申告する必要が出てきました。仮想通貨についての税金の取り扱いについては国税庁からのタックスアンサーで見解が既に発表されており、そちらの見解を基本線にしながら、判断が難しい部分については所管の税務署に相談することになるでしょう。
なにかと煩雑になりがちな仮想通貨の申告ですが、いくつかの申告向けサービスが登場しています。わたしの場合はエクセルで管理していますが、検算もかねていくつかのサービスを利用してみました。
結論から言うと、実用に耐えるサービスはたったひとつだけでした。利用している取引所や、取り扱っている仮想通貨の種類、マイニングの有無などそのひとごとの条件によっては使えるのかもしれないな、というものはありましたが、万人向けとは言いがたいですね。
というわけで、唯一「おっ!これは!!」と思わせてくれた「tax@cryptact」について紹介したいと思います。
「tax@cryptact」のここがスゴい!
2018年1月24日に正式にサービスインし、会社自体も立ち上がったばかりのようですが、すでに仮想通貨取引のすみずみにまで対応しています。
- 対応取引所が国内外合わせて15カ所、対応通貨は1,680種類
- 現物のほかFX、先物取引に対応
- マイニング対応
- ハードフォーク対応(要カスタムファイル)
- Zaifのマイナス手数料に対応
- カスタムファイルにより未対応取引所および未対応通貨のデータ取り込み可能
ここまで対応している仮想通貨の計算サービスは他にはないと思います。
取引所も国内外のメジャーどころはほぼカバー出来ており、カスタムファイルを作成する手間はかなり省けます。
- bitFlyer ビットフライヤー
- Coincheck コインチェック
- bitbank ビットバンク
- BITFINEX
- Binance
- bittrex
- Changelly
- Coinexchange
- CRYPTOPIA
- HitBTC
- Poloniex
- Kraken
- Zaif ザイフ
- Quoinex
- GMOコイン
「Changelly」を含めていたり、開発会社は仮想通貨取引にかなり精通していることがうかがえます。個人的には「CRYPTOPIA」対応がかなり助かりました。
さらに「tax@cryptact」はアップデート速度が速いのも好印象です。登録後に目にするであろうホーム画面に機能追加、改善やバグフィックスなどが並んでいますが毎週のようにアップデートされ、要望が多かった取引所が追加されるなど対応が迅速です。
そして、これらの計算サービスは無料で提供されています。ここが一番ありがたいところです。UIなど挙動に若干気になるところがありますが、取引データのアップロードなどのレスポンスや計算そのものは軽快です。
1月に立ち上がったかと思ったら、先週にはbitFlyer社との業務提携が発表されるなど、仮想通貨の世界はスピード感が違いますね。bitFlyerとどう関わっていくかはまだわかりませんが、「tax@cryptact」のサービスの質と速度が評価されているのではないかと思います。なにより、無料サービスですので実際に体験してもらうのが一番だとおもいます。
申告そのものは重要ですが、効率的に作業を進めて来年の申告に向けて頑張りたいものです。